ツブヤキ屋台《20話》

【石の上にも3年】

諸生ごときで申し訳ない。現在の会社で10社目である。ただ、建築現場の施工管理技士の職種は変えていない。何故だろうか?

結論的に、建築が好きなんだろうと思う。

19歳で社会に、飛び出し29年目、、、。

がむしゃらの20代、天職と思った30代、責任の重さを感じた40代前半。そして今47年間。

今年初めに、再度 鞍替え。九州一円の法人、コンビニ等の点検修繕業務。気付けば?

まだ1度も結婚しておらず、歳老いた両親と実家に居候の身。初めは、現会社に不満と物足りなさを感じる事も、しばしばあった。

だが大きい会社が間違いなく良いとは?思わなくなってきた。要は自身の考え方次第で有る。

歳下の先輩社員と気もあうし彼の、お陰で笑いの絶えない環境である。勿論、仕事の時は当たり前に真面目に取り組む。

二人で、お笑いコントしながらも(自分が完全な天然ボケで相方が鋭い突っ込み)ITを駆使した現会社にて、仕事も私生活にも少し変化がみられる様になったのである。1日1日が楽しくて、楽しくてしょうがないのだ。

夕方になり、ちょっと小腹が空いてマクドのドライブスルーで、男の店員さんの喋り方の真似をするだけでも?腹筋が鍛えられるのである。この歳で、老いて逝く前に両親にも せめて、結婚相手を紹介して逝かせてやりたい。最近つくづく思う様になったのだ。

若い先輩に、コーディネートして貰い頻繁に婚活パーティーに参加している。100人いたら?せめて1人位は?・・・?積算見積りを命令されるが、そこら辺は専門分野である。只、楽しい会社等、二の次である。

私生活面を大事にしたい!そう思う47歳の自分達いる。もっと、両親を大事にしたい。

お嫁がもしもできたなら?その家族もろとも大事にしたい。だからこそ、もう少しこの会社で働きたい。(石の上にも3年!)

3年もつか?不安は否めない。何故なら、また自分で会社をしたいと思うからである。

個人で良い。1度限りの人生なのだ。

思いやりと、笑いと、後悔しない人生にしたいと思う。3年ITを学び盗んで、次のステージへ。