ツブヤキ屋台《24話》

【時間が解決するやろ!】

自分が酩酊状態の中で、車ごと近隣宅の門扉に突っ込んだ。幸い人は、おらず怪我人もなかった。いくら酩酊状態とはいっても、大体の事柄は記憶として残っている。

 

警察が5人来て、色々言うので?

自分は逆ギレ....?

顔と顔がくっ付くくらい、にらみ合い

オマケに暴言をはく始末。

高層建築現場の元施工管理職だった諸生。

現場を統括する身。

建設現場には、元極道から、カタギになって

一生懸命に職人として働いている者が、珍しくない。とはいっても?1度、腹をたてると

どうしようもなく、わめき、物にあたり、

収拾がつかなくなる。

必然的に、現場の長として、首根っこを押えつけなければならず、こちらも荒々しくなったって訳さ。30年も勤めれば、自ずと言葉の口調だったり、目つきだったり、職人に対しての接し方がそうなってしまう。

酩酊状態でも、素面でも、あまり変わりない。

激しい怒気を....?本当は、自分自身なんだけどね。

他人の事にして、怒る、態度でイカクする、

そして幼少期から、芽生えた殴り合いの喧嘩。流石に現在では理性とやらで、本気でする事はない。

会社も、自ら社長に事情を説明して辞めた。

まだ、警察の実況見聞がある。

鬱の医者にも行かねばならない。

過ぎた事だ。色々考えまい。

償いは、人として当然しなければならないが

。後は時間です解決してくれるだろうよ。