ツブヤキ屋台《5話》

【人生って色々だ】

この世に産まれて、人間ってのは、まるで選択肢が幾らでもあるんだな。つまる所、生い立ちだとか?分岐点であるとか?はたまた、自分が思い描く道との、相違であったりとか。逆に、思い描いていなかった方向へと、つながつて歓喜の世界へと、無意識で有りながらも、道が開けそこにいた。とか?

不思議なものだ。《ある著書によれば、人生は己の力で掴みとるもの!》・・・。

曖昧で、説得力に欠ける気がする。

自分は無神論者で、神や仏など一切信じない。書店でよく、宗教のコーナーがあるが、そこには疑念を感じつつスルーする様努める。先程のような著書には、その様な宗教絡みの書籍が多い。《スルーの際、横目でタイトルだけをチラみする》それでも、何度かは手に取り立ち読みをするが、10行も読まないうちに、元の棚に戻す。《くだらない!》と、心から思うのである。

勿論、全面否定はしないが?

実際に街に出て、《あー!この人!楽しそうだなぁ!とか、キラキラ輝いている!》ってわかってしまうんだよね。誰だって自然と感じとれる筈だ。

そういう意味では、《人生って奴は?》気まぐれにも思えて来る。ならば?始めから、気負わず気楽に生きていった方が、楽しいのでは、ならないだろうか?

借金やら家のローンなどの為に、身を削って迄して返済の為に、悲壮感に似て惰性で生きるよりは?